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クラウドファンディング使ったマイクロ出版革命「草子ing」始動
コンテンツファクトリー パー・プルが、発刊の難しい少部数の出版を実現するためにクラウドファンディングを活用したプロジェクト「草子ing」を開始。第1弾となる書籍は『町工場×イノベーション』。
コンテンツファクトリー パー・プルは11月25日、クラウドファンディングを活用した小ロッド出版システムの構築を目指す「草子ing」プロジェクトを始動。第1弾は『町工場×イノベーション』。
同社は紙媒体およびWebコンテンツの制作、執筆、取材を行う会社だが、近年、出版業界で売り上げが低迷しているため新規媒体を刊行しにくくなっているという背景から、少部数でも新規制作物を刊行しやすくするため、草子ingプロジェクトを開始。
クラウドファンディングにより、制作資金・制作、印刷のサポーターを募集、印刷部数の見通しが読め返品による破棄を防げる、といったメリットがあるという。
第1弾となる『町工場×イノベーション』は、これまでのように大手メーカーからの受注だけに頼らず、自社製品を開発・販売するなどのイノベーションを行っている町工場をテーマに、経営者へのインタビューや製造現場の写真を掲載した、経営の参考にもなる1冊とのこと。プロジェクト期間は2014年1月24日まで。
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