シャープは2月14日、運営する電子書店「GALAPAGOS STORE」で、1980年代に同社が販売していたパソコン「X1」に関連して発行されていた専門誌『それ行け!X1』の配信を開始した。無料で配信されている。
これまでGALAPAGOS STOREでは、シャープ製品カタログ「復刻版」と銘打ち、X68000 XVI、Zaurusなど100年を超えるシャープの歴史で生まれた数々の名機を紹介した当時の貴重なカタログなどを電子化、無料配信しファンを楽しませてきた。
今回配信された『それ行け!X1』(正式名称は『X1コミュニケーションマガジン それ行け!X1』)は、シャープが1984年10月から発行していたX1の情報を中心とした小冊子。X1はテレビとパソコンを融合させた「パソコンテレビ」など個性あふれる仕様が話題を呼び、『それ行け!X1』が刊行された時期には上位互換のX1turboが発売された。
それ行け!X1では、「よくわかるBASIC塾」「実践!マシン語入門」など、少し高度な内容からユーザークラブ紹介など、ユーザーとメーカー、ユーザーとユーザーの当時はまだ少ない情報交換の場となっていた。復刻に当たっては各ページ2400×4096ドットの高解像度でオーサリングされており、当時のBASICプログラムもしっかりと読むことができる。
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