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スマホユーザー55%が電子書籍サービスを利用――ニールセン調査
ニールセンは、スマートフォンにおける書籍・マンガサービスの利用状況について調査結果を発表。電子書籍カテゴリのサービス利用者は2000万人を超え、マンガアプリの利用時間は1人あたり52分と、他の電子書籍サービスの倍となっている。
ニールセンは2月27日、スマートフォンにおける書籍・マンガサービスの利用状況について発表。作成されたスマートフォン視聴率情報「Mobile NetView」の1月データをベースとしている。
Mobile NetViewは全国4000名の調査協力モニターから取得した、実際のアクセスログを元にしてデータを作成している。
これによると、スマートフォンで何らかの電子書籍カテゴリを利用したユーザーは2013年5月からの8カ月間で670万人増加。2000万人を突破し、全体の55%を占めている。また書籍カテゴリのうちマンガアプリの利用時間は1人あたり52分/月で、マンガを除く電子書籍サービスの1人あたり27分/月と比べておよそ2倍利用されるという。
利用者が50万人以上のマンガアプリを比較すると、最もユーザーを集めているのは「全巻無料!ろくでなしBLUES」の約210万人、次いで「マンガボックス」の180万となる。なお「マンガボックス」の利用時間は1人あたり55分/月と、他のアプリの3倍以上。年代別にみると18〜29歳の利用時間が最も長く、年齢が上がるにつれて利用時間および利用者数が減少していく傾向が見られた。
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