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椰月美智子初のミステリーファンタジー『消えてなくなっても』刊行
KADOKAWAメディアファクトリーBCが、椰月美智子氏の書き下ろし長編小説『消えてなくなっても』を刊行。同氏にとって初のミステリーファンタジーとなる。
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KADOKAWAメディアファクトリーBCは3月7日、椰月美智子氏の書き下ろし長編小説『消えてなくなっても』を刊行した。定価は税別1000円で、電子版も刊行予定。
椰月氏は、2002年に『十二歳』で「第42回 講談社児童文学新人賞」を受賞しデビュー。2007年に『しずかな日々』で「第45回 野間児童文芸賞」「第23回 坪田譲治文学賞」を受賞。
同書は、椰月氏にとって初のミステリーファンタジー作品。主人公の青年「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪問する。どこか妖しげな治療院に手伝いで住み込んでいる2歳年上の「つきの」という女の子と、少しずつ距離を縮めていくも、河童が庭に現れるところから状況が急変する、というストーリー。
今回は初めて死生観をテーマとして、この世に生まれ、生きているものたちの「生」を肯定する物語になっているという。
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