Kindle Paperwhiteの次モデル、柔軟性のある新ディスプレイ技術を利用
Kindle PaperwhiteまたはKindle DXの後継モデルはE Ink Mobiusを採用するとAmazon社内の情報ソース。
Amazon社内の情報ソースがGood e-Readerに対し、今後登場するKindle Paperwhiteは従来のモデルよりも軽く、高解像度で、柔軟性のある新ディスプレイ技術を使用すると明かした。
新しいKindle Paperwhiteは「Mobius」と呼ばれるE Inkとソニーが開発したディスプレイ技術を利用することになる。Mobiusは、軽量で頑丈な製品の開発が可能となるTFT技術を利用しており、同等のガラスベースのTFTと比較して半分以下の重量しかない。これは、より大きな表示領域を必要とするモバイル製品にとって特に重要だ。
商業的に目のあるMobius採用製品としては、ソニーの13.3インチ電子ペーパーが挙げられる。筆者が初めてこのデバイスに触れたとき、これまでの電子書籍リーダーの歴史の中でも最軽量のデバイスだと感じた。13.3インチの画面を持つこのデバイスを目にすると、9.7インチのKindle DXよりかなり重いだろうと思うかもしれないが、実際には、Kindle DXの18.9オンス(約536グラム)と比較して、12.6オンス(約357グラム)しかない。
E Ink Mobius電子ペーパーは、顧客の特定要件に対して切り詰められているかもしれないが、それでも長いバッテリーライフ・軽量性・高解像度を維持している。新たなKindle Paperwhiteはソニーの13.3インチ電子ペーパーの主な利点をすべてを持ち合わせつつ、小型軽量の6インチディスプレイになることを保証するだろう。
関連記事
- E Ink、重量・厚さを半分に減らした電子ペーパー「Fina」を発表
E Inkが重量・厚さを従来の半分に減らした電子ペーパーディスプレイ「Fina」の生産開始を発表。13.3インチで60グラムの軽さを実現。 - 教育ソリューションフォーラム2013リポート:“非常に薄いが意外に頑丈”A4サイズのデジタルペーパーが狙う市場
「本のデジタル化」ではなく「紙のデジタル化」――ソニーのデジタルペーパー「DPT-S1」はそんなポジションを担っている。果たしてどんな分野でこの製品は注目されているのだろうか。 - E Ink RegalとCartaの真実
電子ペーパーはもう終わった――そんな声が少し前にはささやかれていたが、技術革新が進み、息を吹き返しつつある。ここでは、2013年時点の電子ペーパーを概観してみよう。 - ソニー、13.3インチの業務用デジタルペーパーを12月発売へ
「紙のデジタル化」により生産性や学習効果の向上を支援するとしている。
関連リンク
Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。