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国立国会図書館、Webサイトのコンテンツ転載手続を簡便化
国立国会図書館は、同館Webサイトのコンテンツ転載手続を簡便化した。これにより、著作権保護期間が満了した一部デジタル資料についてはフォームからの申し込みが不要となる。
国立国会図書館は5月1日、同館Webサイトのコンテンツ転載手続を簡便化した。
国会図書館のWebサイトでは、画像や文書などコンテンツの転載を行う場合、転載依頼フォームによる事前の申し込みが必要となっている。しかし今回の措置により、「国立国会図書館デジタルコレクション」または「近代デジタルライブラリー」に掲載したデジタル化資料のうち、著作権保護期間が満了し「インターネット公開(保護期間満了)」と表示されているものに関しては、フォームからの申し込みが不要となった。
そのほか、「ディジタル貴重書展/日本の暦/近代日本人の肖像/写真の中の明治・大正/国立国会図書館60周年記念貴重書展」に掲載されているデジタル画像についても申し込みは不要。ただし、画像以外の説明文の利用、電子展示会の一部または全部の構成を再現するような利用については、申し込みが必要となっている。
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