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英国など4カ国でReader Storeがクローズ――Koboが受け皿に
英国、ドイツ、オーストリア、オーストラリアで6月にソニーの「Reader Store」が閉鎖するのに伴い、Koboがそのサービスを継承する。
北米に続き欧州圏でも――楽天子会社の加Koboは5月8日(現地時間)、英国、ドイツ、オーストリア、そしてオーストラリアの4カ国でソニーが展開している電子書店「Reader Store」の閉鎖に伴い、それらのユーザーに向けKoboの電子書籍サービスを提供していくことを明らかにした。すでに北米(米国およびカナダ)のReader Storeのユーザーは、今年始めにKoboのサービスへと移行している。
同4カ国でReader Storeは6月16日に閉鎖予定(当面の間はReader Storeから電子書籍を購入することもできるという)で、同日以降、Reader Storeユーザーが購入した電子書籍はKoboに移行できる措置が採られる。
また、ソニーのスマートフォンとタブレットの特定機種には今後、Koboアプリが標準搭載される予定(導入の時期とアプリの使用可否は、国や通信キャリアによって異なる可能性がある)で、ReaderでもKoboイーブックストアのコンテンツを利用できるようになるという。
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