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角川春樹事務所は5月15日、「角川春樹小説賞」の選考会を行い、応募総数350作品の中から、受賞作に鳴神響一さんの『蜃気楼の如く』を選出した。
同賞は角川春樹事務所が主催する公募型の文学賞。第1回が1999年、第2回がその翌年の2000年に開かれたが、2001年に受賞作を刊行して以降中断され、第3回は10年後の2011年に開催された。応募資格はプロ・アマを問わず、未発表の長編小説に限られる。受賞作品は単行本化が約束される。
過去には、池田長十(現在は池田久輝に改名)さんの『港の足』(刊行の際『晩夏光』に改題)、知野みさきさんの『妖国の剣士』などが受賞している。
鳴神さんには、記念品と賞金100万円、単行本化した際の印税が贈られる。贈呈式は10月初旬を予定。選考委員の講評はPR誌「ランティエ」で発表されるという。
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そのほかJR賞、産経新聞社賞など計8作品が選出された。
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