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7月17日、日本文学振興会が主催する第151回芥川賞・直木賞の選考会が東京・築地の『新喜楽』で開かれ、芥川賞に柴崎友香さんの『春の庭』(『文学界』6月号)、直木賞に黒川博行さんの『破門』(KADOKAWA)が選ばれた。柴崎さんは、候補選出4度目にして初の受賞、黒川さんは候補6度目にして初の受賞を決めた。
芥川賞・直木賞はともに1935年に作家の菊池寛によって創設された文学賞。芥川賞は新聞や雑誌に掲載された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌または単行本として発表された短編および長編の大衆作品が対象となっている。
贈呈式は8月下旬、都内で開催予定。受賞者にはそれぞれ正賞の時計と副賞100万円が贈られる。
候補作一覧
第151回芥川賞
戌井昭人『どろにやいと』(群像1月号)
小林エリカ『マダム・キュリーと朝食を』(すばる4月号)
柴崎友香『春の庭』(文学界6月号)
羽田圭介『メタモルフォシス』(新潮3月号)
横山悠太『吾輩ハ猫ニナル』(群像6月号)
第151回直木賞
伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文藝春秋)
黒川博行『破門』(KADOKAWA)
千早茜『男ともだち』(文藝春秋)
貫井徳郎『私に似た人』(朝日新聞出版)
柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮社)
米澤穂信『満願』(新潮社)
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