東京書籍は8月27日、教育総合サイト「EduTown」をオープンした。
同サイトは、教育資料データベースの「東書Eネット」、デジタル教材配信を行う「Webライブラリ」、学校ネットのキャリア教育職業調べサイト「あしたね」と提携し、約80万人の会員数でスタートした。サービスの構築にはマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」を採用している。
「教育の可能性」「先生への新たなサポート」「地域社会の活性化に貢献できる人材の育成」といったテーマを掲げ、産官学を代表する複数の事業者サポーターと連携しながら、調べ学習に役立つ記事やアプリ、映像を提供していく。利用は無料。
主なコンテンツは、小中高校生が親や地域の産業について考える「EduTownあしたね」、高校生が自然と関わるさまざまなな職種の人を訪ねる「EduTown 聞き書き甲子園」、日本で生まれた伝統技術から最先端技術を集めた「EduTownモノづくり世界一」、世界への興味関心を高めるための情報を発信する「EduTown UNITE もっとグローバルに!」など。今後は「EduTown自由研究のひろば」「EduTown おいしいにっぽん」「EduTown 私のまち再発見」「EduTown 生物に学ぶものづくり」の展開を予定している。
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