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Bunkamuraドゥマゴ文学賞に山浦玄嗣『ナツェラットの男』
Bunkamuraドゥマゴ文学賞はパリで創設された「ドゥマゴ文学賞」を受け継ぎ、1990年に創設された東急文化村主催の文学賞。受賞した山浦玄嗣さんは、医師・言語学者・詩人など多彩な顔を持つ。
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9月3日、東急文化村主催の文学賞「第24回Bunkamuraドゥマゴ文学賞」の選考結果が発表され、受賞作に、山浦玄嗣さんの『ナツェラットの男』が選ばれた。
同賞は、1933年にパリで創設された「ドゥマゴ文学賞」を受け継ぎ、1990年に創設。前年7月1日〜当年7月31日に発表された日本語の文学作品が対象となっている。選考は毎年1人で行われ、第24回では詩人の伊藤比呂美さんが選考委員を務めた。第25回では、写真家・作家の藤原新也さんが務める。
山浦さんには正賞として賞状とスイス・ゼニス社製時計、副賞として100万円が贈呈され、希望すればパリ・ドゥマゴ文学賞の受賞式に出席することもできる。
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