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早川書房は9月8日、第2回「ハヤカワSFコンテスト」の最終選考を実施。大賞に、綿谷翔太(柴田勝家から改名)さんの『ニルヤの島』を選出した。選考委員は、東浩紀さん、神林長平さん、小島秀夫さん、塩澤快浩さんの4名。
同賞は、日本SFの振興を図る「ハヤカワSF Project」の一環として始まった新人賞。中編〜長編のSF作品を対象としている。第1回では六冬さんの『みずは無間』が受賞した。
贈呈式は12月1日を予定しており、綿谷さんには、正賞として賞牌、副賞として賞金100万円を贈呈する。選評は11月25日発売の『SFマガジン』2015年1月号に掲載予定。受賞作は早川書房から単行本、電子書籍として発売するほか、英語・中国語に翻訳し電子書籍で世界各国へ向けて配信する予定。映画化やゲーム化、アニメ化などのメディアミックス展開も考えているという。
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