本物の探偵が選考に参加する日本初の文学賞「MR探偵小説大賞」が創設された。作品の応募は2015年4月30日必着。
主催は株式会社MR。主役、脇役関わらず「探偵」が登場する作品をプロ・アマ問わず募集。選考委員には、同社所属の探偵のほか、『リング』『らせん』などの作品で知られる作家の鈴木光司さんも参加する。
MR探偵小説大賞は、ミステリーのみならず、SF、ファンタジー、恋愛、コメディと作品のジャンルを問わないのが特徴です。どこか胡散臭げで、非日常の世界観や、社会的事件のウラの真実など、「探偵」だけが作り得るドラマがあるはずです。「探偵」をどう料理するかは書き手次第。ずばりポイントは、いかに魅力的なキャラクターを創出するかでしょう。エンターテイメントの新たな地平を切り開く、野心的な、探偵小説を待ってます。――鈴木光司さんによるメッセージ
さらに応募希望者を対象にした、MR探偵小説大賞説明会も開催。実際の探偵業務について、現役の探偵に直接質問ができる機会となっている。開催日時は10月12日の午後1時〜午後3時。予約制となっており、前日までに株式会社MRへの連絡が必要となる。
結果は、2015年7月4日にMR探偵小説大賞のサイト内で発表予定。大賞には賞金100万円が贈られるほか、KADOKAWAからの書籍化も予定している。
関連記事
- 第13回「このミス」大賞、受賞者に初の女性コンビ作家
大賞は女性コンビ作家・降田天の『女王はかえらない』。優秀賞は辻堂ゆめさんの『夢のトビラは泉の中に』、神家正成さんの『深山の桜』がそれぞれ受賞した。 - E★エブリスタ、小学館・主婦と生活社・大洋図書とともに小説大賞を開催
恋愛・ホラー・BLの3テーマで募集し、受賞作は書籍化も検討される。 - レオパレス21が「4コマまんがコンテスト」を開催 「遮音性」など4テーマ
レオパレス21の特色「家具・家電付き物件」「お部屋カスタマイズ」「セキュリティ」「遮音性」いずれかをテーマとした4コマまんがを募集。 - 泉鏡花文学賞が決定、3年ぶりのW受賞
受賞作は中島京子さんの『妻が椎茸だったころ』、小池昌代さんの『たまもの』の2作品。 - 第2回「ジャンプ次世代マンガ賞」が決定、受賞作はWebやアプリで配信
「ジャンプLIVE」と「となりのヤングジャンプ」が主催するマンガ賞「ジャンプ次世代マンガ賞」の第2回受賞作が決定した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.