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金沢市が主催する「泉鏡花文学賞」の第42回受賞作が決定。受賞作には、中島京子さんの『妻が椎茸だったころ』、小池昌代さんの『たまもの』に2作品が選出された。同時受賞は第39回以来3年ぶり。
同賞は1973年に創設された文学賞。金沢の生まれで、近代日本の文芸に偉大な貢献をなした泉鏡花の功績をたたえるとともに、文芸を通じ豊かな地域文化の開花を期待して創設された。各年度で、新たに単行本として刊行された文芸作品が対象。
過去には、筒井康隆さんの『虚人たち』(第9回)、丸谷才一さんの『輝く日の宮』(第31回)、横尾忠則さんの『ぶるうらんど』(第36回)、角田光代さんの『かなたの子』(第40回)などが受賞している。
授賞式は10月26日に、金沢市民芸術村で。中島さんと小池さんにはそれぞれ賞金100万円が贈られる。
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