ヤマダ電機は10月29日、紙の本と電子書籍を扱うハイブリッド書店「やまだ書店」をプレオープンした。ヤマダ電機のアプリ「ヤマダ電機 ケイタイde安心」からアクセスできる。
取り扱い作品は15万タイトル(毎週木曜に更新)。購入には「やまだ書店ポイント」が必要となっており、ヤマダポイントからの変換や、月額コース会員になることなどで手に入る。作品によっては1冊まるごとの「巻」と、1話ずつの「話」の2パターン購入でき、「話」で購入した場合は1コマずつ表示して閲覧できる。紙版は、作品ページ内のリンクから、「ヤマダブックス」へ移動することで購入可能。
1ユーザーにつき5台まで同時にアクセス可能で、対象機種は現在のところAndroid2.2以上のスマホやタブレットとなっている。今後、iOS版やPC版もリリースする予定。なお、電子書籍の閲覧には本棚アプリのダウンロードが必要。
ヤマダ電機は2012年12月18日に、「ヤマダ電機マルチSNS」の1サービスとして電子書店「ヤマダイーブック」をオープン。同ストアは、2014年7月の閉鎖を発表した際、閉鎖後は購入したコンテンツの閲覧ができなくなると告知。その結果ユーザーなどから批判を受け、同日中に「記載不備」として謝罪する一幕があった。
謝罪とともに、購入した電子書籍を新規オープン予定の電子書店に受け継ぐことができるよう調整し、新規電子書店を利用しないユーザーには、手持ちの「イーブックポイント」残高相当をヤマダポイントへ交換する措置を取ることが発表された。
なお、現在のところ引き継ぎに関しては明らかにされていない。
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