米書店チェーン最大手のBarnes & Nobleは12月4日(現地時間)、第2四半期の業績発表を行い、その中で電子書籍ビジネスにおける米Microsoftとの提携を解消したことを明らかにした。
Barnes & Nobleは2012年に電子書籍部門をNOOK Mediaとして子会社化し、その株式の17.6%をMicrosoftが3億ドル(約240億円)で出資。しかし、その後両者の経営体制の変化などもあり、結局プラットフォームの統合は実現しなかった。
Microsoftは保有株式を1.2億ドルでBarnes & Nobleに売却。損失の補填として、今後3年間NOOK Media社が第三者に売却された場合はその売却代金の22.7%を得るオプションをMicrosoft側が獲得したとWall Street Journal紙は伝えている。
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ハードウェア開発からは事実上の撤退となる。
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