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出稿データを手軽にWebコンテンツ化――出版社のアイデアから生まれた「paper-web」
印刷所への出稿データを基にした「クリックだけでできる簡単なWeb化」をアピール。
しずおかオンラインは1月14日、印刷データを簡易にWebコンテンツに変換できるデータ変換サービス「paper-web」を発表した。2月にリリースされる見込み。
同サービスは、印刷所に出稿するデータを少ない工数で簡単にWebコンテンツに変換するもの。ニューキャストが提供する「自動組版システム WPS.3」との連携で実現しており、コンテンツ公開用のWebサーバを用意すれば、自動組版のデータから誌面を指定して取り込むだけでオンラインで公開できる。
フリーマガジンの出版を手掛けるしずおかオンラインのスタッフ間で、もっと手軽に入稿データをWebで公開できるようにしたいとのアイデアが生まれ、開発に至ったという。読み応えのある本や雑誌を制作する能力は高いのに、Webに関してのノウハウがなくネット事業に踏み込めていない出版社などに向けて「クリックだけでできる簡単なWeb化」を勧めている。
同サービスは、2月4日から開催される印刷メディアビジネスの総合イベント「page2015」への出展も決定しており、そこでデモも見ることができるだろう。
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