ピースオブケイクが運営するコンテンツ配信プラットフォーム「cakes」で1月24日、総合SF専門誌『SFマガジン』に関連した連載がスタートした。
『SFマガジン』は早川書房が1959年12月に創刊した月刊誌。2015年1月に隔月刊化し、2月25日発売の4月号から偶数月発売となる。
cakesでは、本誌連載のコラム「大森望の新SF観光局」の出張版や、最新SF関連書籍・映画のレビュー、注目の新刊プレビューなど時事性の高い記事を週に数本配信。また第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補作である、幕末を舞台に科学と妖術が衝突する『鴉龍天晴』(神々廻楽市)の抜粋掲載も行う。各記事の全文閲覧には無料の会員登録が必要となる。
昨年12月17日、月刊最後のSFマガジンの編集を終えた夜のこと――。「そうか、来月はSFマガジンがないのか」と、どこか寂しく、どこか手持ち無沙汰な、そしてどこか解放されたような、不思議な気持ちになりました。と同時に「cakesで記事を配信してみようか」というアイデアが、自然と湧いてきました。というわけで、月刊のSFマガジンがない1月は、週刊のSFマガジンがスタートする1月になりました。どうぞよろしくお願いします。(SFマガジン編集長 塩澤快浩さんのコメント)
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