フジテレビジョンは2月2日、同社の公式動画配信サービス「フジテレビオンデマンド」で、電子コミックの配信サービスを開始した。民放が電子コミックの配信を手掛けるのはこれが初としている。
サービス開始時の配信タイトルは、約1万タイトル、約4万冊。フジテレビオンデマンドでは動画の定額見放題コースなども用意されているが、コミックは定額制ではなく、ポイントで購入する形式。月額ポイントコースは300円からとなっている。
購入したコミックは月額コースを退会後もログインすれば閲覧可能。シャープの電子書籍ソリューション「EBLIEVA」を採用しており、閲覧はブラウザビューワで行うため、PC(Windows/Mac)、スマートフォン/タブレット(iOS/Android)などで利用できる。
番組との連動企画も実施しており、第1弾はCS放送「フジテレビ ONE スポーツ・バラエティ」で放送している漫画専門番組「漫道コバヤシ」とコラボ。2014年1月に放送された「漫道コバヤシ漫画大賞 2013」の受賞作9作品を特集ページで公開している。このほか、『ONE PIECE』や『PSYCHO-PASS サイコパス』など6タイトルの特集を展開している。
動画配信サービスでコミックを合わせて配信するのは民放では初となり、開発規模でいうと動画配信を開始した時と同じくらいのインパクトがありますので、もう一つのフジテレビオンデマンドのスタートと言えると自負しています。
コミック原作の映画、ドラマ、アニメ作品は多数あり、これまでは動画を視聴して終わりだったものが、これからは動画視聴をきっかけに原作を読み、その作品の世界観を合わせて楽しんでいただけるようになります。番組との連動企画などもチャレンジしていきたいと考えておりますので、今後のフジテレビオンデマンドにご期待ください!――フジテレビ コンテンツデザイン部 フジテレビオンデマンド事業執行責任者・野村和生さんのコメント
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