モーニング編集部の新人漫画家育成計画が始動、新人賞「MANGA OPEN」もリニューアル
新人賞受賞者を対象とした東村アキコのクロッキー教室や、門倉紫麻のWeb連載「漫画家になるための戦略教室」もスタートする。
講談社のモーニング編集部は2月5日、面白ければ何でもありな新人賞「MANGA OPEN」を、「漫画」と「原作」に限定した新たな新人賞「THE GATE」としてリニューアルすると発表した。THE GATEという名前には、モーニングの門を叩いてほしいとの意味が込められている。
これは、モーニング編集部が2015年に実施していく“新人育成体制大補強計画”の一環。大賞はこれまでと変わらず賞金100万円と、モーニングへの掲載だが、そのほか、賞金60万円と『週刊Dモーニング』に掲載する審査員賞、賞金50万円と『モーニング・ツー』に掲載するモーニング・ツー賞、賞金10万円と週刊Dモーニングに掲載する奨励賞を新設した。
第1回の審査員は、『GIANT KILLING』のツジトモさんと、『ピアノの森』の一色まことさん、そしてモーニング編集部が担当する。募集締め切りは5月31日。結果は9月発売のモーニングやモーニングの公式サイトで発表される。
また、新人賞受賞者を対象に絵のクオリティ向上や作画時間の短縮を図るクロッキー教室が不定期で開催。講師は美大受験生への指導経験を持つ漫画家の東村アキコさん(代表作『海月姫』『ママはテンパリスト』など)が務める。
さらに、漫画ライターの門倉紫麻さんが作家陣や編集部へ潜入取材する連載『漫画家になるための戦略教室』が、モーニング公式サイトでスタート。2月5日に「東村アキコのクロッキー教室」の密着レポート前編を公開した。2014年10月に開催された同教室には、『バトルスタディーズ』のなきぼくろさんや、『ダチョウの王国』で第63回ちばてつや賞で奨励賞を受賞した青野寧々さんらが参加した。
(出典:モーニング公式サイト)
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