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『ゆるゆり』など一迅社の“百合”マンガ、中国の電子マンガ最大手で配信へ
百合マンガ誌『コミック百合姫』3月18日発売号を皮切りに、一迅社のマンガ作品を中心に順次配信していく予定。
クリーク・アンド・リバー社は3月18日、5000万人超のユーザーを抱える中国最大手の電子マンガプラットフォーム「布(「上」と「下」を組み合わせた文字)漫画」で、一迅社の百合マンガ誌『コミック百合姫』の配信を開始した。
同誌は、2011年にアニメ化された人気漫画『ゆるゆり』(なもり)をはじめとする少女同士の恋愛、いわゆる“百合”を題材とした作品を集めたマンガ誌。奇数月18日に発売しており、3月18日発売の5月号から中国語の電子版も同時配信を開始した。
クリーク・アンド・リバー社の中国現地法人CREEK&RIVER SHANGHAI(C&R社上海)北京営業所は2014年1月、前年に最も多くの日本書籍の版権をエージェントした企業などに贈られる「年度最優秀版権代理機構賞」を受賞。現在、当社とC&R上海、韓国現地法人のCREEK&RIVER KOREA(CRK)の3社で、中国・台湾・韓国で累計2000タイトル以上の版権エージェントを手掛けているという。
今後は紙の書籍に加え、『かんなぎ』(武梨えり)、『ひめゴト』(佃煮のりお)など一迅社の配信する電子書籍の中国語版を制作し、同プラットフォームで順次配信していく予定だとしている。
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