ニュース
楽天Kobo、「Kobo Glo HD」を発表、日本でも夏に発売予定
300ppiの解像度を持つ6インチ電子書籍リーダーはKindle Voyageの競合製品となるが、Voyageより安価。ただし、microSD/SDHCメモリカードスロットが非搭載となったのが少し惜しまれる。
楽天子会社の楽天Koboは5月1日、300dpi(1448×1072ドット)の解像度を持つ6インチ電子書籍リーダー「Kobo Glo HD」を発売する。
価格は129.99ドルを予定し、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで5月1日から(予約開始は4月24日から)、その後フランスで22日から、6月1日からイギリス、イタリア、ドイツなどの欧州圏でも販売される。日本での発売は夏を予定しており、7月に東京ビッグサイトで開催される「電子出版 EXPO」前後に何らかの発表が予想される。
電子ペーパー部分にはE Inkの最新世代となるCartaを採用。フロントライトには、kobo gloと同様「ComfortLight」技術が使われている。サイズは157×115×9.2ミリで重量は180グラム。Wi-Fiモデルのみで、カラーはブラックのみ。
CPUは1GHzで、4Gバイトの内蔵ストレージを備えるが、これまでKoboの端末に用意されていたmicroSD/SDHCメモリカードスロットは非搭載となった。また、Kobo Aura H2Oのような防水機能も備えない。
Amazon.comのKindle Voyageと同等の解像度で、価格を抑える(Kindle Voyageは199ドル)など、解像度と競争力のある価格を追求した代わりに、そのほかの機能を削いだ形だ。
関連記事
- kobo glo――楽天
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、楽天子会社のカナダKoboが販売するフロントライト搭載の電子書籍リーダー端末「kobo glo」を取り上げる。 - 楽天Koboの新型電子書籍リーダー「kobo glo」を使ってみた
Koboが11月15日から発売した電子書籍リーダー「kobo glo」。端末の高解像度化とフロントライト付きというトレンドを抑え、microSD/SDHCスロットを搭載する同端末の実力は? - 写真で振り返るKobo端末の軌跡
そろそろKoboも新端末の投入時期にさしかかるころだが、ここで同社のこれまでリリースした電子書籍リーダー端末の軌跡を振り返ってみよう。 - kobo aura HDとkobo gloの動画比較
現在入手できる同サイズの電子リーダーを歯牙にもかけず、ほとんどの7インチタブレットさえ歯が立たない画面解像度を持つkobo aura HD。その実力をkobo gloと比較したものを動画で紹介しよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.