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ルポや短編小説など、短編専門の販売コーナー「Kindle Singles」がオープン
30ページ〜150ページほどのものが中心で、価格も1冊99円〜399円と手ごろなのが特徴。
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アマゾンジャパンは4月28日、雑誌や書籍とは異なる形態のコンテンツを提供する「Kindle Singles」を開始した。米Amazonでは、2011年1月に公開している。
エッセイやルポルタージュ、短編小説など、主に文章量があまり多くないコンテンツを販売するためのもので、Kindle内に設けられたKindle Singlesのコーナーでは、『なるへそ』(池井戸潤/43ページ)、『<この街から>』(本谷有希子/31ページ)、『リスを実装する』(円城塔/18ページ)など14タイトルを配信中。
30ページ〜150ページほど(400字詰め原稿用紙で換算)のものが中心で、価格も1冊99円〜399円と手ごろなのが特徴。Kindle Singlesに直接作品を提供することで、最大で70%のロイヤリティーを受け取ることもできる。
「なるへそ」を配信した池井戸さんは、以下のようにコメントしている。
『なるへそ』は、以前小説誌に書いたきり、どこにも収録されず埋もれていた短編(私にしては珍しく、パロディ)です。今回それが、Kindle Singlesによって“発掘”され、こうして発表の場を得られたのは幸運なことだと思います。
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