ニュース
「Adobe Publish」改め「Adobe Digital Publishing Solution」、βリリースへ
DPSのブランド認知が進んでいたこと、既存のDPSユーザーへの混乱を避けるため、「Adobe Publish」への名称変更は行わなかった。
米Adobe Systemsは6月15日(現地時間)、同社の電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」について、この夏リリース予定の最新バージョンから「Adobe Digital Publishing Solution」として提供すると発表した。併せて、数日内にβ版の提供を開始するとしている。
この夏リリース予定のバージョンでは、記事単位のパブリッシングを志向するなど、これからの電子出版の1つの形を示そうとしている。今回の発表以前、このバージョンから「Adobe Publish」と名称変更して提供予定だったが、DPSのブランド認知が進んでいたこと、既存のDPSユーザーへの混乱を避けるため、“Suite”を“Solution”に変えるにとどめた。
関連記事
- アドビの「Adobe Publish」は電子雑誌の何を変える?
プライマリのターゲットをスマートフォンとし、そこで気持ちよく読めるコンテンツの形を選択肢として用意しようとしているアドビの「Adobe Publish」。さて、これは正しい選択だろうか? - 小学館の電子雑誌戦略は順調? Adobe DPS活用の本音を明かす
アドビが提供する電子出版ソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」を採用している小学館。その活用度合いやこれからの取り組みなどについて担当者が語った。 - 小学館の電子雑誌戦略――Adobe DPS採用のワケ
『CanCam』『AneCan』など小学館発行の女性ファッション誌9誌が9月から電子雑誌でも配信開始となった。これから進むとみられる雑誌の電子化、小学館はどういった戦略の下、パートナーとしてAdobeを選んだのか。Adobe DPS採用の理由と合わせて聞いた。 - Adobe、電子雑誌の経済性に関するレポートを発表
電子雑誌の市場性が徐々に確立されていく中、出版社はそれを経済性のあるマーケティングツールとして活用する機運が高まっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.