20人の作家が「20」をモチーフに小説を執筆 『小説TRIPPER』創刊20周年記念で
円城塔、原田マハ、阿部和重、伊坂幸太郎などの有名作家が400字詰め原稿用紙20枚程度の作品をしたためた。
朝日新聞出版は6月18日、『小説TRIPPER』創刊20周年を記念し、人気作家20人が「20」をモチーフに執筆した短編小説を掲載したリニューアル号を発売した。価格は1111円(税別)。
掲載作品は、『清水課長の二重線』(朝井リョウ)、『Across The Border』(阿部和重)、『if』(伊坂幸太郎)、『二十人目ルール』(井上荒野)、『蒸籠を買った日』(江國香織)、『十二面体関係』(円城塔)、『悪い春』(恩田陸)、『20』(川上弘美)、『20光年先の神様』(木皿泉)などで、それぞれ400字詰め原稿用紙20枚程度のボリュームになっている。
また、新連載として中村文則さんの『その先の道に消える』、森晶麿さんの『俗・偽恋愛小説家』、橋本治さんの評論『知性の転覆』(転は正字)も掲載している。
20人の参加作家と短編タイトル
『清水課長の二重線』(朝井リョウ)
『Across The Border』(阿部和重)
『if』(伊坂幸太郎)
『二十人目ルール』(井上荒野)
『蒸籠を買った日』(江國香織)
『十二面体関係』(円城塔)
『悪い春』(恩田陸)
『20』(川上弘美)
『20光年先の神様』(木皿泉)
『マダガスカル・バナナフランベを20本』(桐野夏生)
『いま二十歳の貴女たちへ』(白石一文)
『ペチュニアフォールを知る二十の観光地』(津村記久子)
『ウエノモノ』(羽田圭介)
『ブリオッシュのある静物』(原田マハ)
『人生リングアウト』(樋口毅宏)
『ヴァンテアン』(藤井太洋)
『法則』(宮内悠介)
『廿世紀ホテル』(森見登美彦)
『もう二十代ではないことについて』(山内マリコ)
『20×20』(山本文緒)
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小さな出版社ではあるが、意欲的な取り組みを続けている。
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