上野の森美術館で8月開幕の「大河原邦男展」、会場限定ガンプラなど公開
メカニックデザイナー・大河原邦男の40余年にわたる仕事を振り返る。音声ガイドには保志総一朗や小松未可子といった大河原メカと関わりの深い声優が登場する。
東京・上野の森美術館で8月8日、「メカニックデザイナー 大河原邦男展」が開幕する。期間は9月27日まで。
同展では、タツノコプロのSFアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」でデビューし、「タイムボカンシリーズ」「機動戦士ガンダム」「装甲騎兵ボトムズ」といった人気作品を手掛けたメカニックデザイナー・大河原邦男さんが、40余年にわたって制作してきたカラーイラストやアニメの設定資料などを展示。初公開の貴重な資料や描き下ろし新作も披露される。
第1章「メカニックデザイナーとしての黎明」では、「合身戦隊メカンダーロボ」「超電磁マシーン ボルテスV」など初期の作品を展示。続く第2章「リアルロボット大フィーバー」では、「機動戦士ガンダム」「装甲騎兵ボトムズ」など70年代後半から80年代を振り返る。第3章「ヒーロー、コミック、そしてリアル」では「からくり剣豪伝ムサシロード」「勇者王ガオガイガー」など多彩なメカを生み出した90年代以降の作品を紹介し、最終章となる第4章「21世紀、永遠のスタンダードへ」では「ガンダムビルドファイターズ」「ガンダムビルドファイターズトライ」など、異業種にもそのフィールドを広げる大河原さんの“今”を見ることができる。
また、会場で利用できる音声ガイドは、「機動戦士ガンダムSEED」キラ・ヤマト役や「銀河漂流バイファム13」ロディ・シャッフル役などで知られる保志総一朗さんと、「ガンダムビルドファイターズ」のイオリ・セイ役などを務めた小松未可子さんという大河原メカと関わりの深い2人の声優が担当。さらに、展覧会限定のガンプラ「MG 1/100 ストライクフリーダムガンダム メカニックデザイナー 大河原邦男展Ver.」も販売する。価格は6000円(税別)。大河原さんが手掛けたデザイン案を基にオリジナルマーキングシールや成型色を再設定しており、外箱にも描き下ろしイラストを使用している。東京会場での購入者には限定のメタリックシールをプレゼントする。
入場料は当日券が一般1500円、高校生・大学生1200円、小・中学生500円。全6種類のイラスト付き前売り券も販売中。巡回展も予定しており、11月7日〜12月23日には岩手の盛岡市民文化ホールでも開催される。
(出典:メカニックデザイナー 大河原邦男展 公式サイト)
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