シャープは6月29日、同社の電子書籍ソリューション「EBLIEVA(エブリーバ)」のブラウザビューワを新たに5社が採用したことを明らかにした。採用したのは、NTTぷらら、三笠書房、フランス書院、東洋経済新報社、モビぶっく。同ソリューションの採用実績は14社となった。
アプリを必要とせず、電子書籍をブラウザ上で直接読めるようにするブラウザビューワは近年多くの導入事例がみられる。これまでは電子書店が導入するケースが多く見られたが、出版社のオウンドメディアやユーザー投稿型サイトなどでの採用もみられるようになってきた。EBLIEVA ブラウザビューワはリフロー型コンテンツの表示品質が評価されることが多いが、パッケージ型とASP型の2種で提供されるなどニーズに応じた導入形態を選べることができるのも特徴。
今回EBLIEVA ブラウザビューワの採用を発表した5社のうち、東洋経済新報社はメディアセミナー参加者に発売前のビジネス書を配信するのに利用。また、モビぶっく インディーズのように、サービスの会員が投稿した小説などの作品を電子書籍化して提供するのにも用いられている。そのほか、カラオケ「JOYSOUND」を運用するエクシングのように、電子書籍(雑誌)を販促物として活用したキャンペーンにも利用されており、電子書籍の活用の広がりを感じさせる。
提供先/サービス名称 | サービス開始日(予定含む) |
---|---|
NTTぷらら ひかりTVブック |
6月29日 |
三笠書房 三笠書房BOOKSTORE |
7月1日 |
フランス書院 | 7月1日 |
東洋経済新報社 WORK RULES! |
7月8日 |
モビぶっく モビぶっく インディーズ |
7月15日 |
同社は7月1日から開催される「第19回 国際 電子出版EXPO」に出展。ブースでは、同社のコンテンツギフトソリューションを活用したプレゼント企画を実施。ブースでシリアルID付きのポケットティッシュが配布され、ブラウザ上でシリアルIDを入力すると『flick! digital 2015年3月号』がブラウザ上で1冊まるごと読むことができる。
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シャープは電子書籍ソリューションの統一ブランドを「EBLIEVA(エブリーバ)」とし、法人向けの提案を強化する。
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