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近代デジタルライブラリー、2016年5月末に国立国会図書館デジタルコレクションへ統合
近代デジタルライブラリーで公開している資料のURLは、当面の措置として国立国会図書館デジタルコレクションにリダイレクトする。
国立国会図書館は7月21日、運営する「近代デジタルライブラリー」を2016年5月末(予定)に終了し、「国立国会図書館デジタルコレクション」に統合すると発表した。
近代デジタルライブラリーは、国会図書館デジタルコレクションで公開されている明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を検索・閲覧・印刷(PDF出力)できるサービス。公開している資料は、図書(約35万点)、雑誌(約8000点)。1998年策定の「国立国会図書館電子図書館構想」に基づいて事業が開始され、2002年にインターネットでの資料提供をスタートした。
近代デジタルライブラリーで公開している資料のURLは、当面の措置として国立国会図書館デジタルコレクションにリダイレクトするとしているが、Webサイトなどからリンクさせている場合はURLの変更をするよう呼び掛けている(URLの「kindai」を「dl」に変更するだけで、サブディレクトリ部分の変更は不要)。
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