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講談社、北米向けコミック配信を本格化 2017年末までに約2000点に拡大
サンフランシスコで開催される「J-POP SUMMIT 2015」でも『AKIRA』『美少女戦士セーラームーン』『進撃の巨人』など講談社の人気作品を展示する。
講談社とデジタルガレージ(DG)は8月7日、合弁会社「Kodansha Advanced Media(KAM)」を通じた北米向けコンテンツ事業の本格展開を発表した。
講談社が2013年末から実施している人気コミックの日米同時配信サービス対象作品数を、2015年末までに30作品へ拡大するほか、現在約400点の英語版デジタルコミックを2017年末までに約2000点まで拡大する予定。販路拡大のため、KAMを通じ米国の主要電子書籍プラットフォームとの関係強化も進めていく。
さらに、8月8日〜8月9日にサンフランシスコで開催される日本のコンテンツを紹介するイベント「J-POP SUMMIT 2015」の開催に合わせ、DGが運営するインキュベーションセンター「DG717」で、講談社の人気作品『AKIRA』『美少女戦士セーラームーン』『進撃の巨人』などの関連コンテンツを出展。iBeaconを用いたマンガギャラリー、『進撃の巨人』の巨大バルーンヘッドと360度撮影できるデジタルカメラを組み合わせた展示など、立体的かつ多彩な表現で参加者へのプロモーションを実施する。
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