N+I Tokyo,いよいよ6日から展示会場オープン

【国内記事】 2001.06.04

 6月6日,日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で,日本最大級のネットワークの祭典「NetWorld + Interop 2001 Tokyo」の展示会場がオープンする。1994年にネットワーク技術者を対象としたカンファレンスとして始まったN+I Tokyoは,今年で8回目。今回は,幕張メッセの8ホール分を使用,約350社が出展する。なお,チュートリアルは4日から開始されている。

会場外にも展開するShowNet

 例年N+Iでは,会場内で先進的なネットワークを構築し,それを実際に稼動させる「ShowNew」が運用されている。今年のShowNetのバックボーンは,WDM,SONET Ring(OC-192/OC-48),POS(OC-192-48),10ギガビットイーサネットで構成される。出展社へのネットワークインターフェースには,PPP over SONET(OC-3C/OC-12c/OC-48c),10Base-T,1000Base-SXなどが用意されており,IPv4/IPv6を標準でサポートする。

 さらに今年は,会場内にどどまらず,会場外にもブロードバンドネットワークを展開する「ShowNet+MAN(Metropolitan Area Network)」プロジェクトも実施される。

 このプロジェクトでは,国際通信のゲートウェイとしても機能するインターネットエクスチェンジ(IX)である「NSPIXP2」まで,OC-48(STM-16)×4で構成された10Gbpsの帯域を持つネットワークが引き込まれる。そして,NSPIXP2やそのほかのIXを経由して出展企業のオフィスとも接続することで,展示会場のブースからオフィスまでを含めたブロードバンドネットワーク環境を実現。この環境を利用して,オフィスとブースをリアルタイムに接続し,さまざまなデモンストレーションを行う企業あるという。

 また,来場者がShowNetにアクセスできる体験コーナー「ShowNet Access Corner」も会場内の3カ所に設置される。来場者は,同コーナーに設置されたPCを利用してストリーミング中継を楽しんだり,PCを持ち込んで大容量ファイルをダウンロードすることもできるという。毎年好評な,ガイド付きの無料ツアー,「ShowNetウォーキングツアー」も実施される。

 なお,N+I Tokyoの会期は,6月8日(金)まで。

関連リンク

▼Networld + Interop 2001 Tokyoの公式Webサイト

[ ITmedia]