沖電気,VoIPネットワーク同士を相互接続できる新製品を発表

【国内記事】 2001.06.04

 沖電気工業は6月4日,個別に構築されているVoIPネットワーク同士を相互接続できるようにする新製品「BV5000ProxyServer」(BV5000PS)と「BV5000 InternetVoice Gatekeeper-V2.0」(BV5000GK)の機能を拡張し,同日から販売活動を開始したことを発表した。両製品は,IPstageファミリに追加される。

 BV5000PSは,VoIP通信用IPアドレスの相互変換機能を持つ製品。VoIPネットワーク間のH.323端末接続機能や複数コールの同時接続機能,Webブラウザによる保守機能を搭載し,T.120,T.38をサポートしている。

 一方のBV5000GKは,ゲートキーパー間の通信機能を搭載し,異種のVoIPネットワーク間の相互接続を可能にする製品。課金システムと連携するための通話明細蓄積機能や端末認証機能,ゲートウェイ迂回機能を搭載している。

 これらの2製品を組み合わせて導入することで,個別に構築されているVoIPネットワークを相互接続し,大規模なVoIPネットワークを構築できるほか,既存のIPアドレス体系を変更しなくてもVoIPネットワーク間を相互接続できるという。

 価格は,BV5000PSのSクラスが250万円,Mクラスが550万円。BV5000GK-V2.0は,1000ライセンスの場合,Mクラスが1230万円,Lクラスが1500万円となる。

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