NEC，MAN向けギガビットイーサ多重光伝送装置を製品化
| 【国内記事】 | 2001.06.04 |
NECネットワークスは6月4日，メトロポリタンエリアネットワーク（MAN）向け製品として40Gbpsの大容量を誇るギガビットイーサ多重光伝送装置「MetroGiga」（メトロギガ）の販売を開始したことを発表した。9月をめどに出荷を開始する予定。
MetroGigaは，ギガビットイーサ信号の時分割多重ならびに波長分割多重を組み合わせた大容量システム。8本のギガビットイーサ信号を10Gbpsの時分割多重信号に変換し，さらに4つの10Gbps信号をCWDM（Coarse Wavelength-Division Multiplexing：低密度波長多重）で多重化する事ができる。32チャンネルのギガビットイーサ信号を多重し，40Gbpsの伝送容量を実現したという。
同システムは10Gbpsの基本ユニット4つとCWDMユニットに分かれており，ニーズに応じて10Gbps単位で増設できる。また各基本ユニットとCWDMユニットとの光接続を変える事で，リングアプリケーションにも応用できるほか，それぞれの基本ユニットの10Gbps信号は，SONET/SDHとの親和性を持つ。
NECでは，既に，xDSLシステム，ケーブルモデムシステムなど各種ブロードバンドアクセスシステムを製品化しており，同社が提案する次世代通信ネットワーク「フォトニックIPネットワーキング」におけるメトロ分野向けのトータルソリューションとして国内外で拡販したい考えだ。
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[ ITmedia]
