IBMが低価格のNAS製品を発表,主要プロトコルも標準でサポート

【国内記事】 2001.06.13

 日本アイ・ビー・エムは6月13日,ストレージ分野で拡大するNAS(Network Attached Storage)市場向けのファイルサーバ製品として,低価格帯の「IBM TotalStorage Network Attached Storage 200」を2モデル,「300」1モデルを投入したと発表した。

 TotalStorageファミリーの新製品であるNAS 200および300は,WindowsとUNIXが混在するシステム環境において,個々にファイルサーバを用意することなく,ファイル共有ができるアプライアンスサーバ。

 NAS 200は,タワー型とラック搭載型の2モデルがあり,最大容量は1.74Tバイト。上位製品のNAS 300はラック搭載型のみで,最大3.24Tバイト,拡張性も高いという。

 価格は,NAS 200は212万円から。CIFS,NFS,Netware,HTTP,FTPの現在よく利用されている主要なファイルプロトコルを全て標準サポートしていることが特長という。小規模ワークグループから部門レベルにおけるWindowsやUNIX,Novell環境で利用できるという。6月29日からの出荷を予定している。

 また,NAS 300は,各コンポーネントの二重化やクラスタリング構成によるフェイルオーバーの機能を備えているという。価格は1700万円からで,7月13日からの出荷を予定している。

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