ソフトウェアセッションでも互換性が話題に,豊富なパッチも準備

【国内記事】 2001.07.05

 マイクロソフトは7月5日,10月25日に発売予定の同社の時期OS「Windows XP」に関し,米国でリリースされたRC1(Release Candidate 1)における技術的な特徴を紹介する「Windows XP 第2回テクニカルセミナー-Inside Windows XP アプリ&周辺機器編」をプレス向けに開催した。「ソフトウェアセッッション」では,Windows XPにおけるUI(User Interface)変更の狙いや,アプリケーションの互換性に関する説明が行われた。

 同社ソフトウェアエクスぺリエンスグループの梅田成二氏は,Windows XPでビジュアル的な変更が行われたことについて話す。

「WindowsのUIは,Windows 95以来6年間にわたり同じような見映えを保った。これは,車が大体4年でモデルチェンジすることを考えても珍しいともいえる。もう一度,ユーザーに期待感や驚きを与えたい。また,重要なバージョンアップであることをアピールしたい。コンセプトは“Inviting”(魅惑的な)“Inspiring”(鼓舞する)“Innovative”(革新的な)の3つ」(梅田氏)

 梅田氏は,Windows XPでの新機能は,「LUNA」と呼ばれる機能を中心とした新しいGUIと,マルチユーザーであるとするほか,アプリケーションの互換性や「Designed for Windows XPプログラム」などについて話を進めるとしたアジェンダを紹介した。

 ソフトウェアセッションで真っ先に紹介されるのがビジュアルチェンジであるところを見ると,「Windows XPで変わったのはUIだけ」と突付かれるのも,なんとも仕方ないこととも思える。

 次に,同社が「命題」と位置付ける,「新機能を導入しつつ,既存アプリケーションとの互換性は取れるのか?」という議題に移った。

 同社の調査によると,既存のアプリケーションとの互換性における問題で35%と圧倒的に多いのが,カーネルモードドライバに問題があるケース。これは,主にウイルスチェックツールやCD-R作成ソフトに多く,プラグアンドプレイやパワーマネジメントのアーキテクチャーに変更が起こっていることに起因するという。次に,17%前後で2番目に挙げられた理由として,プラットフォーム依存型のアプリケーションだ。これは,Win32 APIより下位のレベルで書かれたアプリケーションやドキュメント化されていない機能を使用したアプリケーションに多いという。そのほかの原因としては,ファイルのパスが変更されてしまっている場合やOSのバージョンナンバーの違いがあるという。

 同社は,アプリケーション互換ツールについて,約150種類のパッチを用意しているという。さらに,適切なパッチを見つけるのに使う「QFixAPP」,Fixパッチを作成するのに使用される「Compact Admin」などもある。

 また,Windows XPロゴプログラムについて,エンドユーザー向けと企業アプリケーション向けで異なるロゴが用意されていることも紹介されている。

  同社は,これまでベンダーがロゴプログラムを取得するのが遅れることが目立っていたことについても触れた。現在は90%のカテゴリーで,ベンダーのセルフテストが実施されており,同社としても申請から1週間以内にはロゴを発行するようにしているという。

関連リンク

▼Designed for Windowsロゴプログラムハードウェアベンダー向け

▼Designed for Windowsロゴプログラムエンドユーザー向け

▼Windows XPホームページ

[怒賀新也 ,ITmedia]



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