「イノベーション」を強調するcaworld 2001
| 【海外記事】 | 2001.07.08 |
米コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル(CA)は7月8日,フロリダ州オーランドのオレンジカウンティコンベンションセンターで,同社のユーザー年次カンファレンス「caworld 2001」を開幕した。12日までの5日間で開催される同カンファレンスには,約2万人のユーザーやパートナー,デベロッパー,プレス/アナリストが集まるという。
CAの設立25周年を祝う意味も込められた今年のcaworld 2001は,会場をこれまで5年間開催してきた4月のニューオリンズからオーランドに移すとともに,今年1月に発表した新たなコーポレートアイデンティティ戦略に基づき,ロゴもすべて小文字に統一されている。
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| 「caworld 2001」の会場となるオレンジカウンティコンベンションセンター |
caworld 2001初日の8日に開催されたプレス向けのカンファレンスには,CAのマーケティング担当副社長,ターカン・メナー氏が登場し,CAの現状とカンファレンスの見所について紹介した。
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| CAのマーケティング担当副社長,ターカン・メナー氏 |
今回のcaworld 2001のテーマを一言でいえば,ずばり「イノベーション」(革新)だ。
インターネットの普及によりe-ビジネスがさらに加速する現在においては,ビジネスそのものを迅速かつ柔軟に変化させる仕組みを実現しなければならない。そのためには,ITそのものも革新の時期を迎えているということだ。
「ビジネスは常に変化している。それに合わせて柔軟にシステムを変更できる仕組みがe-ビジネスにも必要だ。もはやe-ビジネスでなければ生き残っていけない。これはIT業界に限ったことではなく。すべての業種や業態で言えることだ」(メナー氏)
このイノベーションという言葉は,同日の夕方開催された同社のチャールズ・B・ウォン会長の基調講演でも頻繁に使われていた。
そこで同社は,こうした柔軟なe-ビジネスを実現するためのフレームワークを提供する「3×6ストラテジー」を展開している。同戦略は,「e-ビジネスプロセスマネージメント」「e-ビジネスインフォメーションマネージメント」「e-ビジネスインフラストラクチャマネージメント」の3つの戦略的なカテゴリで構成されるフレームワーク上に実現されるもの。
この3つのカテゴリを横断する「エンタープライズマネージメント」「セキュリティ」「ストレージ」「e-ビジネスの変換と統合」「ポータルとナレッジマネージメント」「予測分析とビジュアライゼーション」の6つの分野にフォーカスし,新しいビジネスに迅速に対応できる仕組みを提供する。
今回のcaworld 2001では,この3×6ストラテジーをさらに強化する新しい製品ブランディング戦略が発表される予定という。
新しい製品ブランディング戦略では,これまでも推進してきたインフラ管理製品群の「Unicenter」,セキュリティ管理製品群の「eTrust」,情報管理製品群の「Jasmine」の3つのブランドに加え,ストレージ管理製品群を統括する新ブランドである「BrightStor」を発表。今後この4つのブランドに基づき新しい製品を開発し,提供していく計画という。
ストレージ製品の新ブランドであるBrightStorでは,BrightStorの名称をもつ最初の製品が同カンファレンスで発表されるという。同製品群を利用することで,企業のデータ管理やエンタープライズストレージ管理に,高い柔軟性,信頼性,可用性を実現できるほか,ヘテロジニアスなストレージエリアネットワーク(SAN)環境を実現し,容易な管理を可能にすることができるとしている。
また,インフラ管理製品群の中核となる「Unicenter TNG」の新バージョン「Unicenter 3.0」が発表されるという。同製品は,それぞれの機能をモジュラー化し,フレームワーク上にプラグインすることで柔軟に機能を拡張できる特長を持つ。
「ちょうどレゴブロックのような,モジュラー化されたコンポーネントを組み合わせることでスマートなインフラ管理環境を実現できるようになる」(メナー氏)
さらにセキュリティ管理でも,新しいPKI(公開鍵インフラ)製品やWebアクセスコントロール製品,そして個人・SOHOユーザー向けセキュリティ製品をeTrustブランドで発表する計画だ。同製品には,パーソナルファイアウォール機能やアクセス管理機能,認証機能など,中小規模ビジネスに必要とされるセキュリティ機能がすべてパッケージされたものになるという。
詳細は,明日から開催されるそれぞれのセミナーで明らかにされる予定だ。
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[山下竜大 ,ITmedia]


