完全なソリューションセットを実現したCAのセキュリティ製品ブランド「eTrust」
| 【海外記事】 | 2001.07.09 |
コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル(CA)は7月9日,同社がフロリダ州オーランドで開催中の「caworld 2001」カンファレンスにおいて,同社が新たにeTrustブランドして提供を開始した新しいソリューション製品群を発表した。
eTrustは,同カンファレンスで発表された「Unicenter」「eTrust」「Jasmine」「BrightStor」という4つの新しい製品ブランディング戦略に基づくセキュリティ管理製品ブランド。「アクセス」「ディフェンス」「マネージメント」という3つのセキュリティ分野を効果的に連携することで,データやアプリケーションなど,企業のe-ビジネス資産を社内外の脅威から保護するための製品群が提供される。
このアクセス分野に対応するeTrustセキュリティ管理ソリューションとして今回提供されるのが「eTrust Internet Access Solution Set」だ。
Internet Access Solution Setは,Webを経由したアプリケーションやデータへのアクセスに対し,強固な認証機能を実現することが可能な製品をパッケージにしたソリューション製品。堅牢なユーザー認証機能を実現する「eTrust PKI」,X.500とLDAPをサポートしたディレクトリ製品の「eTrust Directory」,OCSPプロトコルを実装し証明書の有効性をリアルタイムに検証するバリデーション製品の「eTrust OCSPro」,バーチャルプライベートネットワークを実現する「eTrust VPN」と,これらの製品を統合的に管理可能な「eTrust Web Access Control」の5製品で構成される。
またディフェンス分野では,ウイルスや不正アクセスなど,外部からの攻撃に対し,企業システムを保護するための製品群「eTrust Defense Solution Set」を提供。ウイルス対策製品の「eTrust AntiVirus」,悪意を持ったJavaやActiveXなどを防ぐ「eTrust Content Inspection」,侵入検知などが可能な「eTrust Intrusion Detection」,ファイアウォール製品の「eTrust Firewall」,SOHO向けのスイート製品「eTrust EZ Armor」で構成される。
今回,最新バージョンとして,eTrust Content Inpection 2.5,eTrust AntiVirus 6.0,eTrust Intrusion Detection 1.5が発表されている。
マネージメント分野は,大企業におけるセキュリティ管理業務の一元管理を可能にし,管理コストを削減し,複雑なアプリケーション構成のセキュリティ管理を容易にすることが可能な「eTrust Management Solution Set」が提供される。
eTrust Management Solution Setは,Windows NT/2000,UNIXおよびLinuxなどのログを監査する「eTrust Audit」,セキュリティポリシーの評価用ツール「eTrust Policy Compliance」,シングルサインオンを実現する「eTrust Single Sign-On」,サーバリソースのアクセス制御製品「eTrust Access Control」,さまざまなユーザーIDの一元管理を可能にする「eTrust Admin」,S/390などメインフレームの強固なセキュリティを実現する「eTrust CA-ACF2」「eTrust CA-Top Secret Security」で構成される。
これらの製品群の最大の特徴は,必要な製品だけを購入し,組み合わせて利用することが可能なことだ。CAでは,eTrustブランドの確立により,セキュリティソリューションの広がりと,シームレスな統合,相互運用性の向上による使い安さを実現することが可能になるとしている。
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| eTrust Internet Access Solution Set
・eTrust PKI PKI認証機能 eTrust Defense Solution Set ・eTrust AntiVirus ウイルス対策機能 eTrust Management Solution Set ・eTrust Audit マルチプラットフォームのログ監査機能 |
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[山下竜大 ,ITmedia]
