Interview:「サンジェイこそCAを任すにふさわしい」とするウォン会長

【国内記事】 2001.07.16

 コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル(CA)が先週,フロリダ州オーランドで開催した「caworld 2001」2日目の7月9日に,短い時間ながら同社のチャールズ・B・ウォン会長に話を聞くことができた。そこで,同氏が基調講演で強調したCAのこれまでの25年間と,今後の25年間の取り組みについて話を聞いた。

どんな質問にも明確に答えてくれるCAのチャールズ・B・ウォン会長

eWEEK 基調講演でCAのこれまでの25周年を強調されましたが。

ウォン 25年間かけて,われわれは正しいビジネスの土台を,そして正しいテクノロジーを築いてきました。常にイノベーションを忘れることなく進んできたことがわれわれの最大の強みになっていると思います。

eWEEK CAでやるべきことはやり尽くしたということですか。

ウォン 今回のcaworld 2001で,新たに4つのブランド戦略を立ち上げ,さまざまな製品を発表しました。まだまだやるべきことはたくさんあります。

eWEEK それではなぜCEO(最高経営責任者)職をサンジェイ・クマー氏に譲ったのですか。

ウォン われわれは,今後25年間CAを引き継げる人材を育てることにも注力してきました。そのおかげで,数多くの優秀な人材が社内に育っているのです。例えば,サンジェイと初めて会ったのは,14年前になりますが,そのときの彼は,まだまだ「少年」でした(笑)。しかしいまは,彼のような男にこそCAを任せたいと本気で思っているのです。

 サンジェイは,技術的にも営業的にも非常に優れた能力を持っており,社員や顧客から高い信頼も得ています。また既にCEOとして,その高い能力を発揮してくれています。彼こそ,次の25年間のCAを背負って立つにふさわしい人材なのです。

eWEEK それでは今後,あなたは何をする予定ですか。

ウォン 私は今後,さらなるCAの発展のために,サンジェイや顧客,株主の皆さんのサポートをしていくつもりです。また,iCan SPなどの関連企業の強化や,新しいジョイントベンチャーの立ち上げ,アジア市場の拡大など,CAのビジネスを拡大していく手伝いをしていく予定です。

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[山下竜大 ,ITmedia]