「ICEpac Security Suite」,ISSブランドで改めて発売

【国内記事】 2001.07.19

 インターネットセキュリティシステムズ(ISS)は7月18日,不正侵入検知製品群「ICEpac Security Suite」の国内販売を開始した。

 ICEpac Security Suiteは,米ネットワークICEが開発した,定評のある不正侵入検知システム(IDS)。今年5月,米ISSがネットワークICEを買収したことにともない,ISSブランドの元で販売されることになった。

 このたび発売されるのは,SolarisやWindowsベースのサーバやクライアント上で稼働しホストを保護する「BlackICE Agent」,ネットワークセグメントを監視して不正なパケットをブロックするネットワークベースのIDS「BlacICE Sentry」と,それをギガビットイーサネットに対応させた「BlackICE Sentry Gigabit」,ネットワークセグメント上に配置し,インバウンド,アウトバウンドの両方で不正なトラフィックを検知する「BlackICE Guard」だ。また,これらの製品を一元的に管理し,ログを統合した形で表示するための管理コンソール「ICEcap Management and Reporting Console」も提供される。

 ICEpac Security Suiteの価格は,25台のPCを対象とした不正侵入検知パッケージの場合で39万円からとなる。また,パーソナルファイアウォールとして広く知られる「BlackICE Defender」は,今回の発表には含まれていない。

 ISS自身,「Internet Scanner」や「System Scanner」といったシステムの脆弱性検査製品に加え,「RealSecure」というネットワークベースのIDSを開発,販売している。ISSによれば,具体的な形になるのはまだ先だが,脆弱性検査製品のコンソールを中心に,ISSとネットワークICEのIDSを組み合わせていく計画があるという。また,RealSecureのうち,カテゴリが重複する一部をネットワークICEの製品と統合する方針だ。

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[ ITmedia]