SPSSジャパン,Clementine6.0とテキストマイニングフリーウェアを連携

【国内記事】 2001.09.18

 エス・ピー・エス・エス(SPSSジャパン)は9月18日,同社のデータマイニングツール「Clementine 6.0」と奈良先端科学技術大学院大学が開発した日本語形態素解析のフリーウェア「茶筌」(ちゃせん)を連携させるためのテンプレートを10月31日から無償配布すると発表した。

 茶筌は,奈良先端科学技術大学院大学の自然言語処理学講座から1997年2月にリリースされた日本語形態素解析のフリーウェア。文を単語単位に分けて,フラグ型か数値型のデータに変換し,データベース化することができる。

 同テンプレートは,Clementine 6.0環境からテキストマイニングの対象となるデータファイルを選択するだけで,Clementineの外部モジュールインターフェースであるCEMI(Clementine External Module Interface)から茶筌が処理したデータを取り込み,分析までを自動化する製品。

 Clementineユーザーは,茶筌をインストールするだけで,Clementine環境からテキストマイニングを行えるようになる。また,茶筌と連携させたシステムでは,切り出した単語と発言者の属性を組み合わせて分析することも可能になるため,定性データと定量データをどちらも有効に活用できる。

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