トウキョウフォレックストレイダーズ証券,証券取引情報提供をLinuxとOracleで実現
| 【国内記事】 | 2001.10.22 |
トウキョウフォレックストレイダーズ証券は10月22日,日本オラクルが提供する「Oracle Database for Linux」およびミラクル・リナックスが提供する「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」で構築した板情報提供サービス「E-Board225」を12月25日より開始することを発表した。
同社がサービスを開始するE-Board225システムでは,ロイター・ジャパンから提供される大阪証券取引所の日経225先物・オプション取引の情報を,トウキョウフォレックストレイダーズ証券のシステムに格納し,インターネットを経由して同社会員向けにリアルタイムに情報提供するもの。登録会員は,インターネット環境を利用して,最新の板情報をいつでもどこからでも確認することが可能。将来的には,E-Board225システムでの売買取引の実現も目指すという。
トウキョウフォレックストレイダーズ証券では従来より,登録会員向けにインターネットを通じた情報とサービスを提供。今回,E-Board225システムでは,Linuxディストリビューションである「MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0」を基盤に,データベース管理ソフトとして「Oracle Database for Linux」を採用。金融情報システム構築の分野で実績のあるイ・システムがシステム統合を行っている。
同システムは,Linux環境で構築しているため,構築期間の短縮と,導入コストの大幅な削減を実現。システム規模の拡大に向けた柔軟な対応も可能という。トウキョウフォレックストレイダーズ証券では,今後もインターネットのサービスをいち早く展開し,ビジネスの拡大を目指すとしている。
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[ ITmedia]
