カルデラ,Itanium対応64ビットLinux OS「OpenLinux 64 Release 3.1」を販売開始

【国内記事】2001.11.05

 カルデラは11月5日,米カルデラ・インターナショナルが10月30日より64ビットの「Intel Itanium」プロセッサ対応Linux OS「OpenLinux 64 Release 3.1」(英語版)を出荷開始したことに基づき,同製品の販売を日本国内でも開始したことを発表した。

 OpenLinux 64 Release 3.1(英語版)は,サーバおよびワークステーション用で構成。64ビット技術を採用し,Linuxプラットフォームに新しい拡張性と安定性,信頼性を提供する。

 同製品は,「Linuxサーバ」「Linuxワークステーション」「Itaniumベースのアプリケーションの開発や運用のために必要なLinuxのソフトウェアパッケージをすべてインストールするシステム」の3種類のインストールオプションが選択可能。利用環境に最適なオペレーティングシステムを構成することができる。

 既に富士通のItaniumベースサーバ「PRIMERGY N4000」をはじめ,さまざまなItaniumベースのインテル製ハードウェアで稼動が確認されている。今後,順次各社のItaniumベースハードウェアの稼動を確認していく予定という。

 当初は,英語版のまま日本市場での提供を開始。価格は,アクセスユーザー数無制限で1台のシステムごとに提供されるライセンスが6万9800円。サポートはオプションで,技術サポートはカルデラとの年間サポート契約により提供される。

 販売は,ぷらっとホームをはじめとするパートナー企業より提供。米カルデラのftpサイトからもダウンロードできる。なお,詳細については同社Webサイトで紹介されている。

OpenLinux 64 Release 3.1(英語版)の概要
・Linux 2.4.5 カーネル
・gcc 3.0と各種のGNU開発ツール群
・glibc 2.2.3
・Secure Apache webサーバ
・SambaとNFS file and print
・FTP,DNS,mailなどの主要Linuxサーバ
・kdevelop(各種C++/KDE/QTの拡張など)
・QT Designer(C++/GUI)

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