Windows XP発売,有楽町や秋葉原など各地でイベント開催

【国内記事】2001.11.16

 Windows XPが11月16日の深夜0時,ついに発売された。秋葉原のラオックスやソフマップなど各店が,カウントダウンをはじめ,力の入ったイベントを開催した。有楽町のビックカメラにはマイクロソフトの阿多親一社長が登場したほか,タレントの乙葉が新製品の販売を手伝いに駆け付け,イベントを盛り上げた。

カウント0の瞬間。乙葉(右)らが,クス球を引いた

 発売の30分ほど前,購入予定ユーザーや報道陣,通りすがりの人々でごった返す中,阿多氏がビックカメラ店頭のイベント会場に姿を現し,スピーチを行った。

 また,ビックカメラの担当者も,「Windows XPとともに最も手軽なブロードバンドへの入り口として8Mbpsを中心としたADSLを常に顧客に提案している」と話した。

有楽町でスピーチする阿多氏。この後,秋葉原へと急いだ

 阿多氏は,「Windows XPとブロードバンドの組み合わせがパソコンの新しい使い方になる。ユーザーは新しい体験ができる」と話している。

 0時を迎える15分ほど前,購入予定者の数十名がビックカメラの店頭に誘導された。盛り上がる乙葉のトークショーが終わりに近づくと,「その瞬間」を待つ人々にうっすらと緊張が走る。

トークショーで「緊張してます」と話す乙葉

「5,4,3,2,1,0」カウントダウンの後,ついに0時になると,クス球が割られた。第1号購入ユーザーを筆頭に,続々とレジへと人々が流れ始める。会場はパニックに近い状況となった。

Windows XP購入第1号の佐々木さん

 Windows XP購入第1号となった佐々木さんは,前日の午後7時から並んでいたという。現在は,Windows 98とMEのユーザーで,「XPではWindows Messengerのテレビ電話機能を使ってみたい」と話してくれた。

 低迷するパソコン需要への火付け役,ひいてはIT市場全体の押し上げという期待を一身に背負う中,Windows XPはひとまず予定通りに船出を果たした。

[怒賀新也,ITmedia]