Citrix iForumでテンプルトンCEOがバーチャルオフィスを提唱

【国内記事】 2001.11.20

 シトリックス・システムズ・ジャパンは11月20日,同社のMetaFrameを中心としたサーバベースのシステムを紹介する「iForum 2001 Japan」を都内のホテルで開催した。基調講演には米シトリックスのマーク・テンプルトンCEOが登場し,働く場所に物理的な制限を意識しない「Virtual Workplace」というコンセプトを提唱している。

 MetaFrameは,いわゆるサーバベースドコンピューティング製品だ。クライアント・サーバ環境において,端末側のアプリケーションの処理をすべてサーバ側で行うためのソフトウェアで,トランザクションを集中管理できるというメリットがある。なお,マイクロソフトのWindows Terminal ServiceはMetaFrameからライセンスを受けている。

来日したマーク・テンプルトンCEO

 冒頭,テンプルトン氏は,「日本市場に進出して4年になり,非常に満足している。これからも日本市場にコミットしていく」と話す。

 また,世の中のシステム環境全般における問題について述べ,テクノロジーの絶え間ない変化により,異なるデバイスやネットワークが混在し,アクセスが困難になることを挙げる。

「ただ1つ恒常的なものは“変化”だ」(テンプルトン氏)

 そして,同氏は変化に柔軟に対応するためのソリューションとして,ユーザーとアプリケーションの間にレイヤー,つまりMetaFrameのようなソフトウェアを置く,バーチャルアクセスをアピールする。

 つまり,処理がサーバ側で行われるため,ユーザーはネットワークがサーバにつながってさえいれば,いつでもどこでも,どんなデバイスからでも同じデータにアクセスできるわけだ。サーバ側での一括管理であるため,新しい技術が登場すれば,サーバ側だけで対応すれば済む。セキュリティの管理もしやすい。

 同氏は,バーチャルアクセスを可能にするバーチャルネットワークのほか,バーチャルストレージ,指紋認証などのバイオメトリックスをはじめとしたバーチャルアイデンティティなどのシステムの必要性について述べいている。

 一方,製品戦略について述べた米シトリックスのボブ・クルーがーCTOは,「どこでも自分のオフィスと同じくらいの生産性を保てるバーチャルなワークプレイスを実現したい」と話す。また,ターゲット市場については,「エンタープライズ分野で,ローエンドに焦点をあてる」とした。

ボブ・クルーガーCTO

 さらに,同社はマイクロソフトとのパートナーシップを非常に重視しているとした。Webサービスについて,.NetのXML Webサービスを積極的にサポートする。また,Windows XPの環境にMetaFrameを対応させていく。

 なお,IBMやサン・マイクロシステムズ,ヒューレット・パッカードなどが推進するJ2EEベースのWebサービスもサポートし,将来性を期待しているとした。

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▼シトリックス・ジャパン

[怒賀新也 ,ITmedia]



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