KDDIがシマンテックと提携,ホスティング顧客にメールウイルスチェック機能を提供
【国内記事】 | 2001.11.29 |
シマンテックとKDDIは11月28日,ウイルス対策に関して業務提携を結んだ。これに伴いKDDIは,12月3日より,同社のホスティングサービス「KDDIホスティングサービス」の付加サービスとして「メールウイルスチェック機能」を提供する。
このメールウイルスチェック機能では,KDDIホスティングサービスの顧客がメールを送受信する際に,KDDI側がウイルスチェックを行う。添付ファイルなどからウイルスが発見された場合には,ウイルスそのものの駆除か,添付ファイルの削除を行う仕組みで,電子メールを通じてのウイルス感染や被害拡大を未然に防ぐ。
同サービスは,シマンテックの「Norton AntiVirus」の技術を利用して提供されるもの。ウイルス定義ファイルやエンジンの更新作業など,ウイルス対策において最も手間がかかり,かつ肝心な部分は,KDDI側が顧客に代わって行う。
また,KDDIとシマンテック・セキュリティ・レスポンスのホットラインによって,24時間365日体制で新種ウイルスへの対応が行われるため,昨今の感染力の強いウイルスにも迅速に対応できるという。
このメールウイルスチェック機能は,同サービスにメールサーバの運用を委託している顧客だけでなく,自社で運用している場合でも利用できる。
メールウイルスチェック機能の料金は,10メールアカウントまでのホスティングを行う場合で,初期導入費用,月額利用料金ともに3000円。KDDIホスティングサービスの料金が別途必要だ。なおKDDIでは,サービス開始から2002年2月末までの3カ月間をキャンペーン期間とし,無料でこのサービスを提供する。
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[ ITmedia]