オラクルは認定プログラムもスケーラブル,さらに認定対象者を拡大
【海外記事】 | 2001.12.06 |
今週オラクルは,Oracle OpenWorld 2001 San Franciscoで,Oracle9iに関する新しい認定プログラムを発表した。オラクル認定技術者(Oracle Certified Professional:OCP)を必要とする企業の期待にこたえるべく,下位に「Oracle Certified Associate」を設けて認定制度のすそ野を広げると同時に,OCPよりレベルの高い「Oracle Certified Master」を新設した。
昨年10月,Oracle Leraning Networkのローンチ以降,その一部としてオンラインによる認定試験も実施されている。Oracle OpenWorldの会場では,通常125ドルのテスト費用が期間中は50ドルで受けられる試験会場も臨時開設され,多くの技術者が試験会場に配置された26台のPCを使って,オンラインの認定試験にチャレンジしていた。
Oracle Lerning Networkやオンラインによる認定試験を支えるのが,Oracle i-ラーニング・プラットフォームだ。この認定試験をオンラインで受験するシステムは,Oracle UniversityのパートナーであるプロメトリックがOracle i-ラーニング上で開発したもの。スペイン語,ポルトガル語,ドイツ語,中国語,そして日本語にも対応している。
将来は,同じくOracle i-ラーニング上で開発されたOracle Leraning Networkと統合され,試験で間違えた部分を集中的に勉強できるようにすることでスキルギャップを素早く埋められるようになるという。
Oracle Universityで認定プログラムを担当するシニアマネジャー,マイク・シルピー氏は,「試験前と後のスキルを評価していくことで,企業においては一種のナレッジマネジメントシステムとして機能するようにつくられている」と話す。
このi-ラーニング・プラットフォームは今年3月,正式発表され,外部への販売も始まっている。
マルチメディアによる自習型のe-ラーニングや,インストラクターがリードするe-ラーニングをサポートするほか,ラボ環境と接続しておけば,生徒がスクリプトやコードを書いて,実際にそれを試すこともできる機能もあるという。
「オンラインによる認定試験は14カ月で10万人がオンラインで受験した。i-ラーニング・プラットフォームは拡張に優れており,Oracle Technology Networkの200万人に上る会員からさらに受験者を増やしたい」(シルピー氏)
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[ ITmedia]