日本オラクルが新価格体系でデータベースを大幅値下げ

【国内記事】2002.01.10

 日本オラクルは1月10日,2月1日より同社製品群を新価格体系「Oracle9iプライス」に移行することを発表した。アプリケーションを除くあらゆる製品群に適用され,主力の「Oracle9i Database Enterprise Edition」(9iDB EE)では,プロセッサライセンスが1CPU当たり500万円に引き下げられる。

 今回の価格改定は,2000年12月に導入された「Eビジネス・プライス」が見直されたもの。都内で行われた発表会で新宅正明社長兼CEOは,「これまでの体系では,価格について個別対応してきた」と話しており,実勢価格に近づけたプライシングと考えてもいい。

 この新価格体系では,プロセッサライセンスが見直されたほか,ユーザーライセンスも引き下げ,さらに日本だけで展開する「追加実行ユーザー・ライセンス」が新たに設定された。

 追加実行ユーザー・ライセンスは,4-wayおよび8-wayサーバをターゲットとした価格体系。8CPU以下のサーバで稼動するOracleデータベースに対して検索,更新,修正,削除などを行うユーザー向けに100ユーザー当たり100万円で提供する。なお,1〜2CPUでは,1CPU当たり最少で25指名ユーザー,3CPU以上になれば,1CPU追加ごとに15指名ユーザーが必要になる。なお,1指名ユーザー当たりの価格も10万円に改定された。

 なお,8iDB EEも同じ価格で提供される。

 今回の大幅な価格引き下げでも,まだCPUライセンスは,IBMの「DB2 UDB Enterprise Edition」の約2倍。日本オラクルの執行役員で製品本部長を務める保科実氏は,「IBMと比べると高いとみられるかもしれないが,Oracle9i Application Server(9iAS)やReal Application Clusters(RAC)を利用することで,ハードウェアや運用管理コストを抑えることができ,TCOの削減が可能になる」と話している。

 新価格体系で,9iASおよびRACなどの価格も引き下げられた。また,モーバイル対応組み込みデータベース「Oracle Lite」は,1指名ユーザー当たり1万2500円と,旧価格より78%の大幅値下げとなっている。

 そのほかの価格改定は以下の通り。

データベース

Oracle Database Standard Edition
1CPU当たり:187万5000円
1指名ユーザー当たり:3万2000円

Oracle Personal Edition
1指名ユーザー当たり:5万円
DBオプション製品

Real Application Clusters
1CPU当たり:500万円
1指名ユーザー当たり:5万円
100追加実行ユーザー当たり:50万円

Partitioning,Advanced Security,Sparial
1CPU当たり:125万円
1指名ユーザー当たり:2万5000円
100追加実行ユーザー当たり:25万円

Diagnostics Pack,Tuning Pack,Change Management Pack
1CPU当たり:12万5000円
1指名ユーザー当たり:2500円
100追加実行ユーザー当たり:2万5000円

アプリケーションサーバ

Standard Edition
1CPU当たり:60万円
1指名ユーザー当たり:7000円

Enterprise Edition
1CPU当たり:250万円
1指名ユーザー当たり:5万円

Wireless Option
1CPU当たり:125万円
1指名ユーザー当たり:2万5000円

OLAP製品

OLAP Server
1CPU当たり:500万円
1指名ユーザー当たり:10万円

Express Analyzer
1指名ユーザー当たり:10万円

Express Objects
1指名ユーザー当たり:62万5000円

開発ツール(指名ユーザー)
Internet Developer Suite:62万5000円
Discoverer Desktop Edition:12万5000円
Programmer:12万5000円
SQL*Plus:9万9000円
KeySQL(検索/更新版):5万3000円
KeySQL(検索版):3万3000円
KeyWeb Creator:11万5000円

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[井津元由比古 ,ITmedia]