ノキア・ネットワークス,ALL-IPインフラ開発にモンタビスタ製品を採用

【国内記事】2002.01.23

 モンタビスタソフトウエは1月22日,ノキア・ネットワークスがALL-IPインフラの開発にMontaVista Linux製品を採用したことを発表した。

 MontaVista Linuxは,480以上のホストおよびターゲットの組み合わせが検証済みで,広範囲な組み込みプロセッサアーキテクチャに対して開発サポートを提供できるという。これにより,通信インフラ,ネットワーキング,コンスーマエレクトロニクス,計測や制御などの開発分野に,標準のプラットフォームを提供し,さまざまな組み込みアプリケーション開発を可能にする。

 アドオン製品である,「MontaVista Linux High Availability Framework」は,中央オフィス交換機,サービスプロバイダシステムをはじめ,ほかの通信インフラアプリケーションなど,負荷の高いI/Oを持つ通信アプリケーションに最適なソリューションを提供できる。

 ノキア・ネットワークスでは,音声とデータの集中により,テレコム会社は手頃な方法でエンドユーザーにサービスを保障しなければならない。MontaVista Linuxは,信頼性とスケーラビリティの両方を備えた,標準ベースでオープンアーキテクチャの組み込みソフトウエア基盤を提供してくれる,としている。

一方,モンタビスタは,ノキア・ネットワークスに,堅牢でフレキシブルなプラットフォームを提供することで,開発期間を短縮させ,ALL-IPをより迅速に実現させることができる,としている。

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▼モンタビスタソフトウエアジャパン

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