セールスフォース・ドットコム，大規模顧客向けのCRMサービスを追加
| 【国内記事】 | 2002.2.01 |
セールスフォース・ドットコムは2月1日より，ASP形式で提供しているオンラインCRMサービス「salesforce.com Professional Edition」を強化した，「salesforce.com Enterprise Edition」の提供を開始した。
salesforce.com Professional Editionは，顧客情報や営業情報，販売予測などのデータを統合したCRMシステムをインターネット経由で利用できる，ASP形式のCRMサービスだ。初期導入費用を抑えながら，短期間でCRMシステムを利用できることがメリットで，国内では200社以上の顧客を獲得しているという。
今回追加されたsalesforce.com Enterprise Editionは，1000ユーザー規模の顧客を対象としたサービス。より大規模なユーザー，システムに対応するため，改めて設計されたという。
具体的には，部門やワークグループごとに個々にカスタマイズが行えるようになったほか，XMLインタフェースによる連携機能を強化し，ERPやHR，SCMといったエンタープライズアプリケーションとの連携をスムーズに行えるようにした。また，商品収益追跡機能や定期収益追跡機能といった新機能も加わっている。
さらに，システム管理ツールでは，ユーザーごとに機能権限を設定してアクセス制御を行うことができる。また管理者権限についても同様に，複数の設定を行うことで，分散管理が可能となった。
salesforce.com Enterprise Editionの利用料金は，1ユーザーにつき月額1万円。Professional Editionからの移行も可能だ。
セールスフォース・ドットコムでは，Enterprise Editionの発売に合わせ，国内システムインテグレータとのアライアンスも推進していくという。
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[ ITmedia]
