ログを収集してXML形式で一元的に管理する「Logstorage」

【国内記事】2002.2.07

 インフォサイエンスは2月7日,サーバやネットワーク機器が出力したログをXML形式に変換し,一元的に感記すためのソフトウェア製品「Logstorage」を発表した。3月上旬より出荷を開始する予定で,価格は125万円から。

 アプリケーションやネットワークトラフィックが増えるにつれ,ログの量は膨大なものとなり,その中から必要な情報を見つけ出したり,きちんと管理することが難しくなる。これに対しLogstorageは,複数のサーバやネットワーク機器がsyslogなどから出力したログをリアルタイムにXML形式に変換し,データベースに格納する。XML化することで,さまざまに異なるログの中から,同じ意味を持つ項目を検索,集計できるようになる。

 データベースに格納されるログには,電子署名を加えることで改ざんを防ぐ仕組みだ。また,ログ出力を受け取るFEG(フロントエンドゲートウェイ)とログサーバとの間は,SSL暗号化で保護するようになっている。これらログのバックアップやリストアも可能で,容量の拡大に応じてストレージを追加することもできる。

 さらに,あらかじめ検知ポリシーを定義することで,収集したログの中から不正アクセスや障害の兆候を検出し,管理者に通知したり,SNMPトラップやイベントを連携させることが可能だ。

 Logstorageには,小中規模のシステムを対象とした「ワークグループ版」と,負荷分散や冗長構成に対応した大規模システム向けの「エンタープライズ版」の2種類がある。対応プラットフォームはSolaris(SPARC)とLinuxで,ログを格納するデータベースとしてはOracle 8iとPostgreSQLが利用できる。

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▼インフォサイエンス(Logstrage)

[ ITmedia]