沖電気,ICカード対応ATMの機器認定を取得

【国内記事】2002.2.21

 沖電気工業は2月21日,金融機関向けATMのICカード取り扱い機能について,「ICキャッシュカード認定制度運営協議会」からの機器認定を取得したことを明らかにした。これは,全国銀行協会(全銀協)が制定した標準仕様に適合する機種として同協議会が初めて認定するものだという。今回認定された機種は「ATM21シリーズ」となっている。

 ICカードは,多彩なサービスの実現を目的に,さまざまな分野で採用の動きが本格化してきている。そして,偽造や不正使用に対するセキュリティ強化が現在の課題になっている。

 金融機関向けキャッシュカードについては,2001年3月に全銀協が標準仕様を制定し,10月に各システムの相互運用性を検証する任意団体としてICキャッシュカード認定制度運営協議会を設立している。

 同社は,全銀協の仕様制定後,2001年8月には富士銀行に国内初の全銀協ICキャッシュカード対応ATMを納入しているという。

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[ ITmedia]